バードウォッチングを始めよう!
 
3.野鳥を見つけよう!
 野鳥観察が出来そうな場所は見つかりましたか?ではいよいよフィールドに出て野鳥観察を始めましょう。最初はなかなか見つけられないと思いますが、あきらめないで下さい。野鳥を見つけるポイントを少し書いて見ますので、必ず見つける事ができると思います。
 
(1)季節は?
 1年中バードウォッチングは出来ますが、暖地の場合、野鳥に巡り合える確率が高い季節は冬から春にかけてです。木の葉が落ちて見やすくなる冬場は、一番観察しやすい時期です。また冬鳥や夏鳥が渡る春・秋は、珍しい野鳥に巡り合える季節です。
 
(2)野鳥観察は何時がいいの?
 野生の生き物は早起きです。野鳥も同じく早起きで、空が白み始めると行動を始めます。バードウォッチングの本によると、日の出から2〜3時間の間が最も見つけやすい時間帯だそうです。管理人はいつも早く行こうと思うのですが、寝坊して出遅れてしまいます。o( _ _ )o
 
(3)鳴き声を覚えよう!
 野鳥も声でコミュニケーションを交わしています。繁殖期の雄は雌を求め、なわばりを守るため美しい声でさえずります。非繁殖期や普通の会話は地鳴きと呼ばれる鳴き声を出します。これらの鳴き声を覚えておくと目当ての鳥が近くに居ることが分かり見つけやすくなります。では、どうやって鳴き声を覚えれば良いかって?鳴き声を収録したCDなども販売されていますが、やはり実際に声を聞いて野鳥の姿を見て覚えるのが一番だと思います。
 
(4)どんな所にいるの?
 先に書いたように、野鳥は色々な場所で生活しています。野鳥が生活している場所の中でも野鳥が好んでとまる場所があります。野鳥にもよりますが、樹木のてっぺんや、枯れ木、高木のこずえ、アンテナや電線など、見晴らしのいい場所には良くとまります。フィールドではこのような場所を注意して観察して下さい。また、野鳥には翼があり飛んで移動しますので、上空を観察する事も忘れないで下さい。あと、地面に降りてエサを食べる野鳥も多いので、林床や芝生、河原などの地面も注意して観察して下さい。
 
(5)野鳥の好きな木の実を探そう!
 山野の鳥は主に昆虫類を食べていますが、木の実も大好きです。野鳥が好む木の実を調べて、自分の行くフィールドに有るか探してみましょう。木の実が生る時期は、高確率で野鳥が観察できます。木の実が生っている樹木をポイントに探してみましょう。
 
(6)自分のフィールドを良く知ろう
 野鳥が良く観察される場所(ポイント)を数箇所調べておきましょう。もし一つのポイントで観察出来なくても次のポイントに移動し観察します。このような場所が数箇所あれば野鳥を見つけられる確率も上がります。
 
(7)ちょこっとアドバイス
 フィールドに出て野鳥を見つけられなくても諦めないで下さいね。初めて行くフィールドではよほどベテランのバーダーさんで無い限り、直ぐに野鳥を見つける事は難しいと思います。見つけられなくても数回は同じ場所に通い続けて下さい。自分のフィールドを良く知る事が野鳥を見つける近道なのです。通い続けると野鳥が出てくる時間帯や集まってくる場所が分かってくるはずです。常連さんとも仲良くなれると思います。常連さんと仲良くなれば、野鳥が出てくる場所を教えてもらえる事もありますよ。
 
 
 
 
 
 

 
 

inserted by FC2 system