バードウォッチングを始めよう!
 
4.写真を撮ろう
 管理人は綺麗な野鳥、珍しい野鳥、季節で渡ってくる野鳥を記録として残しておきたくて写真を撮っています。野生の生き物相手なので、なかなか上手く撮らせてくれませんが、綺麗に撮れた時は本当に嬉しくなっちゃいますね。(^_^)v
 
(1)カメラ
 基本的には一眼レフカメラをお勧めします。大型であまり動かない野鳥なら、望遠撮影の出来るコンパクトカメラでも撮影は可能だと思いますが、素早く動く小さな野鳥撮影では厳しいでしょう。なにぶんコンパクトカメラで野鳥撮影した事がないので詳しい事までは分かりません・・・m(__)m。
 また銀塩カメラ、デジタルカメラは好みで選べばよいと思います。しかし、現在はとても高価だったデジタル一眼レフカメラもずいぶんと安価になりました。失敗しても簡単に消去出来るデジタルカメラの方が気にせず撮れるので、素晴らしい一瞬が撮れるかも知れませんね。またパソコンで簡単にトリミングやレタッチが出来るのも魅力です。管理人はデジタル一眼レフカメラを使用しています。管理人の使用している機材は「機材の紹介」ページをご覧下さい。また、超望遠撮影が出来る、デジタルカメラとフィールドスコープを接続したデジスコも人気があります。
 
デジタル一眼レフカメラ コンパクトデジタルカメラ デジスコ

(2)レンズ
 綺麗な色の野鳥、可愛い姿の野鳥を出来るだけ大きく撮りたいものですよね。撮影する場所や被写体の野鳥にもよりますが、最低でも300mm以上の望遠レンズを用意したいものです。野鳥の撮影場所は雑木林や森林など暗い場所での撮影が多いので、出来るだけ明るい望遠レンズを用意した方が良いと思います。但し、300mm以上で明るいレンズは、相当高価なので予算に合わせたレンズ選びをして下さい。また、近年は手ブレ補正を内蔵したレンズやカメラが発売されています。シャッタースピードを稼げない状況では有効なので、このようなレンズを選ぶのも良いでしょう。ただし、小さな野鳥はよく動くので、このようなレンズでも被写体ブレには効果はありませんので注意して下さい。
ズームレンズ
画角が変えられるので便利です
明るいレンズ
野鳥撮影に威力を発揮します。
でも高価です。
超望遠レンズ
超望遠は価格も
超高価です。 
 
(3)三脚
 望遠レンズを使う場合やデジスコでは、三脚が必要です。重い望遠レンズを支えるためしっかりした物を選びましょう。三脚にはパイプ径に応じて耐加重が決められています。使用する機材に適応した物を選びましょう。超望遠レンズを乗せるような三脚はパイプ径が太く重くなるので、高価ですがカーボン素材を使った三脚が軽くて剛性もあり良いと思います。三脚はそうそう買い換えるものでは無いし、高価な機材を載せるのですから、あまり安価な物を買うのは避けた方がいいと思います。
アルミ三脚
値段は安いですが重い
です。
カーボン三脚
軽量で剛性も高いですが
高価です。

 
(4)雲台
 三脚には雲台がセットになった物も多いと思いますが、セットで販売されている雲台は大体3Way雲台だと思います。3Way雲台でも野鳥撮影は出来ますが、よく動く野鳥の撮影には自由雲台やビデオ雲台が適しています。手持ち感覚で撮れる自由雲台、滑らかな動きで動く被写体を捉えやすいビデオ雲台、それぞれ特長がありますので好みで選んで下さい。ただ、完全にフリーになる自由雲台はちょっと慣れが必要かもしれません。最近はビデオ雲台を使う方が増えています。ただ、ビデオ雲台は地面がデコボコな場所では水平が出しにくいのでセッティングがちょっと面倒です。それから雲台にも耐加重の制限がありますので、使用する機材に適した雲台を選びましょう。
自由雲台
手持ち感覚で撮れます。
ビデオ雲台
最近の野鳥撮影の
主流です。
 
(5)一脚
 三脚は重くて嫌だけど、手ブレも気になるしな〜 と言う方にお奨めです。手持ちに比べると確実に手ブレには強くなります。また、三脚と比べると機動性は抜群、軽いしカーボンタイプでもとてもリーズナブルです。管理人は歩き回って撮影する時は一脚を使っています。但し超望遠レンズやデジスコには向きません。
一脚
 
(6)撮影のしかた
 三脚を据えて野鳥が現れるのをじっくり待つのもよし、山野を歩き回り野鳥を探すのもよし、自分に合ったスタイルで撮影して下さい。管理人は辛抱強くないので、ひたすら山野を歩き回り野鳥を探し求めています。まだ野鳥撮影の初心者で、撮影のしかたなんて語るには100年早いので、失敗談を書いてみます。
 
(1)野鳥のシルエット写真連発!
 あっ!突然野鳥が枝にとまった!慌ててレンズを向けシャッターを押しまくり、後で撮った写真をモニターで見てガッカリ!逆光なのに慌てて撮ったので露出補正もせず、写った野鳥が真っ黒け! こんな事をよ〜くやってしまいます。また、逆光じゃないけど、明るい背景を入れてしまうと同じように綺麗な色の野鳥もカラスに変身しちゃいます。ご注意を。
 こんな時はRAWデータも保存しておくと、現像時に補正できるので便利ですよ。
 
(2)ブレブレ写真を量産
 林の中や森の中は晴天でも薄暗いですよね。このような光が少ない状況でシャッタースピードを考えずに撮影して、手ブレ写真、被写体ブレ写真を量産しまくってます。せっかく撮りたかった野鳥が撮れたのに、後で見てまたやっちゃったを連発しています。今でこそ手ブレ補正機能が内蔵されたレンズを手に入れたので、手ブレは減りましたが、相変わらず被写体ブレ写真を量産しまくっています。(^_^;) 最近のデジカメは自動感度設定などの優秀な機能があるので、暗い場所では多少ノイズは多くなるけど、感度上げてシャッタースピードを稼いだ方が後悔しないかも。
 
(3)何かぼけてますけど
 どうも上手くピントが合いません。マニュアルでピント合わせなんて全然出来ないので管理人はAFオンリーです。目にピント合わせたつもりが、体にピントが合ってたり、後ろの葉っぱがやけに綺麗に写っていたり・・・。被写体が小さいし、木の葉や枝が邪魔してピント合わせは難しいです。とりあえずピントを合わせ直しながら出来るだけ多くのショットを撮影しています。いわゆる「へたな鉄砲も数うちゃあたる」てな考えです。へへへ・・・(=^_^=)
 
(4)日の丸写真ばっかり
 野鳥はじっとしてはくれません。動き回る野鳥を構図を考えて写すなんてテクニックは、初心者の私にゃありません。構図考えてる間に逃げられたら元も子もないので、野鳥がいればとにかくシャッターチャンスを逃さないようにシャッター押しまくってます。だから私の撮った野鳥写真は日の丸写真ばっかりです。構図は後でトリミングしています。デジタルは楽ですね。
 
(5)どこ行ったの?
 野鳥撮影を始めた頃の被写体は大型のサギやカモだったので、ファインダーに入れることは出来たけど、小さな野鳥を撮りに行った時、動きについていけませんわ!と思っちゃいました。でも慣れれば何とかついていけるので慣れて下さい。それしか言えません。
 
(6)ありゃ〜 また逃げられた!
 野鳥と人間の間にはどうしても埋められない一定の距離が存在します。この距離は縮める事は出来ません。野鳥と接するためには守らねばならない距離なのです。野鳥を見つけて少しでも大きく撮影しようと近づくと直ぐに飛び去ってしまい、あ〜撮っときゃ良かったと思った事が何度もあります。最近は野鳥を見つけるとまず遠くから撮影し、まだ逃げずにいたら少し近づき撮影、また少し近づき撮影を繰り返しています。小さくても撮っておけば証拠写真にでもなるし、後で後悔しないですよ。
 
みなさん、失敗なんて恐れずに、バンバン写真撮りましょう。その内慣れてくるもんです。
野鳥撮影楽しんで下さ〜い!\(^o^)/
 
 
  
 

 
 

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